採用ペルソナ

今回は、前回少し触れた採用ペルソナについてです。

簡単にご説明すると自社がどのような求職者を採用したいかを明確にすることです。

まずはここを明確にしておかないと、注意や興味を引く求人原稿の文言や求人の出し方が決まらないからです。

例えば、説明のためかなり単純にしていますが、次のように採用ペルソナを決めたとします。
・40歳くらいの女性
・子どもが小学校に行き始めるくらい
・日中余裕ができるのでパートの仕事を始めたい
・ブランクがあるので就職に少し不安を感じている
・家事もあるのでできれば近所の仕事がいい

上記のような場合だと、「ブランクがあっても丁寧に教えます」や「お子様の具合が悪い等で急なお休み・遅刻&早退も柔軟に対応します」というような内容を入れることが考えられます。

また、近所の仕事を探している方の場合、新聞折り込みの求人は意外と反応がいいです。ハローワークからの応募も来ることがあるので、事前に会社の写真を登録したり、会社の概要もきちんと登録しておく必要があります。

今回の例で取り上げたのは労働条件が中心でしたが、他にも趣味やライフスタイルなどで考えることもできます。

育児に不安があり、身近に相談相手がほしい→子育て世代のスタッフが〇〇人いて気軽に相談できます、といった内容です。中小企業の採用では、労働条件で大手企業と差別化することは難しい場合が多いので、このように趣味やライフスタイルの面から攻めるのも有効です。

なかなか応募が集まらない、求める人材の応募が少ないとお考えの方は自社の採用ペルソナと求人原稿の内容、写真を見直してみましょう。