採用マーケティング

採用マーケティングとは、言葉の通りマーケティングの考え方を採用に取り入れる採用手法です。

転職や就職、ワークライフバランスの考え方が変わってきていて、採用定着においても求職者に自社を選んでもらうための取り組みが大切です。

採用マーケティング?何をすればいいの?という方も大丈夫です。今回は、今まで求人を出していただけでこれから採用に力を入れていこうという中小企業向けの内容です。何事もいきなり難しいことは敷居が高いので、まずは第一歩から始めましょう。考え方に慣れてきて、実際に採用や面接を始めたらデータ分析も取り入れていきましょう。

採用「マーケティング」ということなので、マーケティングの考え方をそのまま利用します。まずは、良く知られているAIDMAとAISASに当てはめて採用を進めてください。それぞれの細かい内容を知りたい方は検索していただければわかりやすい解説も出てきますので、そちらをご参照ください。

AIDMAでは①Attention(注意)→②Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)→③Action(行動)の流れになります。

①で求職者の興味を引き、②で募集内容に関心を持ち、応募したいと思ってもらい、③で実際に応募してもらう。どうすれば③までたどり着いてもらえるかを考えながら求人や採用プロセスを決めていきます。

AISASも同様です。近年はtwitter(ツイッター)などのSNSやインターネットの影響も強く、こちらも大切です。①Attention(注意)→②Interest(興味)→③Search(検索)→④Action(購買行動)→⑤Share(共有)という流れです。

①~⑤の流れを採用に当てはめて対策はできていますか?

③の検索ではおそらく会社のホームページを見るでしょう。更新が止まっていたり、求人の内容と違うイメージになっていたりしないでしょうか。

⑤の共有も大切です。応募後の対応や面接の内容の印象が強ければ口コミされるはずです。良い口コミであれば大成功ですが、悪い口コミだった場合は大変です!

一度広まったイメージはなかなか消えませんし、規模の大きい会社でも悪い口コミのせいで応募者半減という事例もあります。

AIDMAとAISASに当てはめてやればいいのか、と始めると最初のAttention(注意)のときに、ふと気づくことがあります。

「求職者の注意を引くといっても、誰の気を引けばいいのか?」

そうです。Atentionを考えようとするとターゲットが明確になっていないと具体的に考えることができません。採用のペルソナをつくることになります。

採用のターゲティングやペルソナについては次回紹介します。ターゲティング次第で、求める人材の応募が集まるかだけでなく、採用した後に定着するかどうかにも影響があり、ミスマッチを防ぐためには大切なことです。

自社だけでは課題解決が難しい、第三者の意見が欲しいという場合には採用定着コンサルティングを弊社にご依頼ください。